Canonical、Amazon Web Services向けUbuntu Proを発表

Running Android in the Cloud with Amazon EC2 A1 instances
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セキュリティの拡張やカーネルライブパッチなどを備えた新たなプレミアムUbuntuイメージ

Canonical(本社:英国・ロンドン、CEO:Mark Shuttleworth)は本日、Amazon Web Services(AWS)向けのUbuntu Proイメージの提供を開始したことを発表しました。これらの新しいプレミアムイメージはAWS Marketplaceで入手可能であり、またUbuntu 14.04 LTS、16.04 LTS、18.04 LTSに対応しています。これによって企業は、イメージを選択してAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)上で稼働させるだけで、メンテナンスの延長、セキュリティ対象範囲の拡大、重要なコンプライアンス機能を、契約なしで購入できるようになります。

新しいUbuntu Proイメージでは、CanonicalがAWSの全リージョンで公開している標準Ubuntu Amazonマシンイメージ(Amazon AMI)のあらゆる最適化機能が盛り込まれているのに加えて、重要なセキュリティとコンプライアンスに関するサブスクリプションが自動的に有効化されています。お客様は、調達プロセスの合理化のためにUbuntu ProをAWSから直接購入し、Canonicalが提供するこれらの商用機能にすぐにアクセスできます。 

Ubuntu Proの主な機能には以下が含まれています:

  • 10年間のパッケージ更新とセキュリティメンテナンス1
  • カーネルライブパッチ。カーネルのセキュリティ更新が再起動不要で適用可能となり、継続的なセキュリティパッチ適用と、稼働時間および可用性の向上を実現2
  • FedRAMP、PCI、HIPAA、ISOなどのコンプライアンス制度に基づく環境での使用に対応する、カスタムFIPSおよびコモンクライテリアEAL準拠コンポーネント
  • Apache Kafka、MongoDB、Node.js、RabbitMQ、Redisなど数多くのオープンソースワークロードにわたる、Ubuntuのインフラやアプリケーションリポジトリへのパッチ対象範囲
  • AWS Security HubやAWS CloudTrailなどを含む、AWSのセキュリティおよびコンプライアンス機能との統合(2020年第1四半期から提供予定) 

AWSのCompute Services部門副社長であるDeepak Singh氏は、次のように述べています。「新しいUbuntu Proイメージによって、これまで以上に最適化された環境が当社のお客様に提供され、Ubuntuのインスタンスへのセキュリティとパフォーマンスも高まるでしょう。Ubuntu ProはAWS Marketplaceから直接利用できるため、シームレスかつ簡単にAWSで購入、展開、立ち上げが可能であり、追加的なプロビジョニングや調達プロセスの必要性がなくなります。」

Canonicalのパブリッククラウド担当副社長であるChristian ‘Kiko’ Reisは、次のように述べています。「ユーザーの皆様は2006年からUbuntuをAWS上で稼働しています。Canonicalでは、ミッションクリティカルなワークロードをAWSに移行する企業を支援していますが、当社へのフィードバックによると、お客様はセキュリティの対象範囲の拡大、運用効率の向上、AWSの機能とのネイティブな互換性を求めています。AWS向けのUbuntu Proを通じてそのようなニーズに応えるためにAWSと協力し、AWS Marketplaceで直接使用できるようになったことを非常に喜ばしく感じています。」

Canonicalによる技術サポートの活用も希望する企業は、Ubuntu Advantage AdvancedまたはStandardのサポートパッケージのサブスクリプションをAWS Marketplaceから追加でき、AWSでのUbuntuの稼働にさらに信頼と確実性を加えることができます。

商用IoTゲートウェイメーカーRigadoのCTOであるJustin Rigling氏は、次のように述べています。「商用IoTソリューションの提供には、セキュアで拡張性のある方法で大量のデバイスを追跡する必要があります。AWSでのUbuntu Proに組み込まれている最適化機能では、必要なパフォーマンス要件と、オペレーションやフリートを実行するための信頼できるプラットフォームが提供されます。クラウドや当社のエッジデバイス全体でUbuntuを利用することによって、お客様の『市場投入までの時間』が高速化され、一貫性のあるプラットフォームであるため開発サイクルも短縮されます。」

CanonicalはAWSパートナーネットワーク(APN)のアドバンストティアのテクノロジーパートナーであり、AWS Internet of Things(IoT)Competencyを獲得しています。APNアドバンストテクノロジーパートナーはAPNテクノロジーパートナーの最高ランクであり、幅広いカスタマーリファレンスによる検証など、AWSの技術認定を通じて厳格な認定条件を満たしています。Canonicalは、合理化された効率の良い方法でAWSのお客様にプロジェクトを提供できます。

Ubuntu Proイメージは、AWS Marketplaceから入手できます。

https://aws.amazon.com/marketplace/search/results?x=0&y=0&searchTerms=ubuntu+pro

1: Ubuntu 18.04 LTS以降のサポートは10年間、14.04 LTSおよび16.04 LTSは8年間。

2: 18.04 LTSの認定は現在進行中で、2020年第1四半期の提供を予定しています。認定コンポーネントとカーネルライブパッチはUbuntu 14.04 LTSでは使用できません。

Canonicalについて

Canonicalは「Ubuntu」を提供する企業です。Ubuntuは、ほとんどのパブリッククラウドのワークロードに使われているOSであり、スマートゲートウェイ、自動運転車、高度なロボットなどの最先端分野でも使用されています。Canonicalは、Ubuntuの商用ユーザ向けにエンタープライズサポートとサービスを提供しています。Canonicalは2004年に設立された非公開企業です。

詳細は以下のウェブサイトからご覧いただけます。

https://jp.ubuntu.com/
https://www.ubuntu.com/

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