OpenStackとVMwareの比較:コスト削減の実現

cmoullec

on January 23, 2020

VMwareからOpenStackに移行すると、クラウドインフラの初期ロールアウトおよび継続的なメンテナンスに関連するTCOを大幅に削減することができます。OpenStackとVMwareの経済分析を見ると、特定の状況下では、コストを1桁分削減できるということが分かります。これには、経済的な維持が可能なOpenStackディストリビューションを選択する必要があります。これに該当するディストリビューションの一例がCanonicalの Charmed OpenStack です。私たちは、先頃ウェビナーとホワイトペーパーを公開し、そこでVMwareからOpenStackへの移行によるコスト削減に関する分析結果を取り上げました。これらの資料を参照していただくこともできますが、このブログをお読みいただくだけでも、最重要の情報を把握していただくことができます。まず、OpenStackとVMwareの違いに焦点を当て、その両方に関連するコストへの影響について詳しく見ていきましょう。

OpenStackとVMwareの比較:経済的側面の比較

VMwareは、 vRealize Suite の下で仮想化プラットフォームを提供しています。プラットフォーム全体が独自のソースであり、VMwareによって所有されています。vRealizeは、ブレードサーバーやストレージアレイなどの専用ハードウェア上で動作するよう設計されています。そのアーキテクチャは一元化されています。つまり、制御サービスは独自の専用ノード上で実行され、コンピューティング、ネットワーク、ストレージリソースは他のノードから独立して提供されています。VMware vRealize Suiteには3種類のバリエーションがあり、特定のサービスへのアクセスは、追加料金を支払うユーザーにのみ限定されています。

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一方、OpenStackは、OpenStack Foundationがホストするオープンソースのプロジェクトです。これは、プライベートクラウドおよびパブリッククラウドの実装を目的として組織が使用できる、フル機能完備のクラウドプラットフォームです。VMwareとは異なり、OpenStackは通常のハードウェアで動作するよう設計されており、いわゆる超集約型アーキテクチャに対応しています。超集約型アーキテクチャでは、すべてのノードが同じであり、制御、コンピューティング、ネットワーク、およびストレージサービスを提供します。OpenStackは本質的にベンダーニュートラルですが、ディストリビューションの形で利用することができます。Canonicalは、経済的側面を念頭に置いてCharmed OpenStackディストリビューションを作成し、VMwareから移行する際のコスト削減が保証されるようにしています。では、これらのコスト削減の要因は、厳密に言ってどこにあるのでしょうか?

ライセンシング

採用プロセスは、ソフトウェアの購入から始まります。vRealizeは独自ソースのソフトウェアであるため、ライセンス費用がかかります。また、それは非常に高額です。たとえば、vRealize AdvancedのPLU(Portable License Unit)の価格は6,445ドルです。さらに、VMwareはCPU単位の価格設定モデルを使用しているため、クラスタ内のCPUと同数のPLUが必要となります。そのため、物理サーバーに4つ、8つ、またはそれ以上のCPUが搭載されている場合、ライセンスコストがすぐに膨れあがる可能性があります。その一方で、OpenStackはオープンソースのソフトウェアです。これは、Apacheライセンスの下で利用できます。つまり、無料で使用できるということになります。利用可能なディストリビューションのいずれかにおいて展開された場合でも、ベンダーが追加のライセンスコストを追加することはできません。これはCharmed OpenStackにも適用されます。Canonicalは、独自のOpenStackディストリビューションを無料で提供し、お客様にコンサルティング、サポート、マネージドサービスのご購入をお勧めできることを嬉しく思います。

ハードウェアとアーキテクチャ

別の差別化要因として、両方で使用されるハードウェアとアーキテクチャがあります。VMware vRealizeは、ブレードサーバーやストレージアレイなどの専用ハードウェア上で動作するよう設計されています。このようなハードウェアは通常、標準のハードウェアよりも高価になります。初期コストも高くなりますが、ハードウェアは定期的に更新する必要があるため、時間の経過とともに運用コストに影響が及ぶ可能性もあります。さらに、vRealizeのアーキテクチャは一元化されているため、制御、コンピューティング/ネットワーク、ストレージサービスをホストするための専用のハードウェアを購入する必要があります。一方で、OpenStackは通常のハードウェアで実行できるよう設計されています。さらに、さらに、OpenStackは超集約型アーキテクチャに対応しており、制御、コンピューティング、ネットワーク、ストレージサービスがクラスタ内のすべてのノードに分散されます。結果として、クラスタ内の物理マシンは、すべて同じハードウェア仕様をベースにすることができます。そのため、ハードウェアの購入に関連するコストを削減することができ、リソースを最適に活用できます。

コンサルティングと運用

VMwareとOpenStackの両方とも、組織が独力で初期展開を行うことはできますが、複雑であるため、通常は、コンサルティングサービスの利用が必要となります。VMwareは、400,000ドルの固定価格でコンサルティングサービスを提供しています。ただし、展開は作業の始まりに過ぎません。組織は、プラットフォーム全体を日常的に維持する必要があります。VMwareはvRealizeのマネージドサービスを提供していないため、顧客が専任のスタッフを雇用し、研修を行う必要があります。このため、運用コストが予測できず、評価が難しくなります。Canonicalは、よりリーズナブルな価格でコンサルティングサービスを提供しています。 Private Cloud Build パッケージには、ハードウェアのガイダンス、リファレンスアーキテクチャへのアクセス、2週間の提供が含まれます。価格は、環境の複雑さによって異なり、75,000ドル~150,000ドルの範囲で設定されます。また、OpenStackの運用は難しい場合が多いことから、Canonicalは、OpenStackのフルマネージドサービスを物理サーバー1台あたり年額4,275ドルで提供しています。マネージドサービスにはサポートが含まれているため、展開後にお客様が定期的に支払うべき費用は、このコストのみとなります。

サポート

あらゆる本番環境において必ず必要となるのが、適切なサポートサービスです。組織は、新しいリリースが利用可能となったらプラットフォーム全体をアップグレードし、セキュリティの脆弱性などに対してパッチを適用する必要があります。VMwareでは、サポートサービスに対して、ライセンスの場合と同じ価格モデルが適用されます。クラスタ内のCPUが多くなると、コストがより高くなります。そのため、物理サーバーの負荷が低い場合でもTCOが高くなってしまいます。それに対して、CanonicalではCharmed OpenStackのサポートサービスに、ノードごとのモデルを適用しています。このため、運用コストの予測が容易となり、OpenStackサポートの場合、支払う料金は同額でも、より強力な物理サーバーを使用し、進化するコンピューターサイエンスのメリットを十分に活用することができます。Charmed OpenStackのサポートサービスは、UA-I(インフラ向けUbuntu Advantage)パッケージで利用することができます。最も包括的なバージョン(Advanced)の費用は、物理サーバーごとに年額1,500ドルとなります。 

OpenStackとVMwareの比較:結論

OpenStackのオープンソースという特性により、初期展開と継続的な運用に関連するコストは、概してVMwareよりも低く抑えられます。ノードごとのサポートモデルの適用、超集約型アーキテクチャの使用、リーズナブルな価格のコンサルティング、サポート、マネージドサービスにより、CanonicalのCharmed OpenStackディストリビューションは、さらに進んだサービスを提供します。また、コストを1桁分削減することもできます。
OpenStackに関するCanonicalのソリューションの詳細については、当社のウェブサイトをご覧ください。
ホワイトペーパーを読む:VMwareからCharmed OpenStackへ
ウェビナーを見る:VMwareからCharmed OpenStackへ

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